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筑波山を詠んだ和歌一覧

「筑波山和歌一覧」などの検索ワードでこのブログを訪れる方がちらほらといらっしゃるようなので、自分の便宜の意味も兼ねて筑波山に関連した和歌の一覧を載せておきます。

今のところは万葉集と二十一代集だけの掲載です。
気が向いたらその他の歌集や物語等の歌も追加するかもしれません。

なお、「筑波山」「筑波嶺」「小筑波」等の呼称の違いは問わず、筑波山を指しているものであれば皆載せています。

ただし、見落としが無いとは言い切れませんので、正確に知る必要がある場合は『新編国歌大観』等を利用してご自分でお調べになることを強くお薦めします。

歌の頭に付した番号はいわゆる「国歌大観番号」(万葉集は旧番号)です。


◆万葉集 (訓みは『萬葉集本文篇』に依拠。)
382  鳥がなく 東の国に 高山は さはにあれども 二神の 貴き山の 並み立ちの 見がほし山と 神代より 人の言ひ継ぎ 国見する 筑波の山を 冬こもり 時じき時と 見ずて行かば 益して恋しみ 雪消する 山道すらを なづみぞ我が来る
383  筑波嶺をよそのみ見つつありかねて雪消の道をなづみ来るかも
1497 筑波嶺に我が行けりせばほととぎす山彦とよめ鳴かましやそれ
1712 天の原雲なき夕にぬばたまの夜渡る月の入らまく惜しも(※)
1753 衣手 常陸の国の 二並ぶ 筑波の山を 見まく欲り 君来ませりと 暑けくに 汗かきなけ 木の根取り うそぶき登り 峰の上を 君に見すれば 男神も 許したまひ 女神も ちはひたまひて 時となく 雲居雨降る 筑波嶺を さやに照らして いふかりし 国のまほらを つばらかに 示したまへば 嬉しみと 紐の緒解きて 家のごと 解けてそ遊ぶ うちなびく 春見ましゆは 夏草の 繁きはあれど 今日の楽しさ
1754 今日の日にいかにかしかむ筑波嶺に昔の人の来けむその日も
1757 草枕 旅の憂へを 慰もる 事もありやと 筑波嶺に 登りて見れば 尾花散る 師付の田居に 雁がねも 寒く来鳴きぬ 新治の 鳥羽の淡海も 秋風に 白波立ちぬ 筑波嶺の よけくを見れば 長き日に 思ひ積み来し 憂へは止みぬ
1758 筑波嶺の裾廻の田居に秋田刈る妹がり遣らむ黄葉手折らな
1759 鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津の その津の上に 率ひて 娘子壮士の 行き集ひ かがふ嬥歌に 人妻に 我も交はらむ 我が妻に 人も言問へ この山を 領く神の 昔より 禁めぬわざぞ 今日のみは めぐしもな見そ 事も咎むな
1760 男神に雲立ち上りしぐれ降り濡れ通るとも我帰らめや(※)
1838 峰の上に降り置ける雪し風のむたここに散るらし春にはあれども(※)
3350 筑波嶺の新桑繭の衣はあれど君が御衣しあやに着欲しも
3351 筑波嶺に雪かも降らる否をかもかなしき子ろが布乾さるかも
3388 筑波嶺の嶺ろに霞居過ぎかてに息づく君を率寝て遣らさね
3389 妹が門いや遠そきぬ筑波山隠れぬほとに袖は振りてな
3390 筑波嶺にかか鳴く鷲の音のみをか泣き渡りなむ逢ふとはなしに
3391 筑波嶺にそがひに見ゆる葦穂山悪しかる咎もさね見えなくに
3392 筑波嶺の岩もとどろに落つる水世にもたゆらに我が思はなくに
3393 筑波嶺のをてもこのもに守部すゑ母い守れども魂そ合ひにける
3394 さ衣の小筑波嶺ろの山の崎忘ら来ばこそ汝を掛けなはめ
3395 小筑波の嶺ろに月立し間夜はさはだなりぬをまた寝てむかも
3396 小筑波の繁き木の間よ立つ鳥の目ゆか汝を見むさ寝ざらなくに
4367 我が面の忘れもしだは筑波嶺を振り放け見つつ妹は偲はね
4369 筑波嶺のさ百合の花の夜床にもかなしけ妹そ昼もかなしけ
4371 橋の下吹く風のかぐはしき筑波の山を恋ひずあらめかも

※1712は、題詞に「登筑波山詠月一首」とあるのによる。
※1760は、1759の反歌。「男神」は筑波二嶺のうちの男体山を指す。
※1838は、左注に「右一首筑波山作」とあるのによる。

◆古今集
966 筑波嶺のこのもと毎に立ちぞよる春のみ山の蔭を恋つつ
1095 筑波嶺のこのもかのもに蔭はあれど君がみ蔭に増す蔭はなし
1096 筑波嶺の嶺のもみじ葉落ちつもり知るも知らぬもなべてかなしも

◆後撰集
675 今はてふ心つくばの山見ればこずゑよりこそ色変りけれ
687 人づてにいふ言の葉の中よりぞ思ひつくばの山は見えける
777 筑波嶺の峰より落つるみなの河恋ぞつもりて淵となりける
1151 限りなく思ふ心は筑波嶺のこの裳やいかがあらむとすらむ

◆拾遺集
627 音に聞く人に心をつくばねのみねど恋しき君にもあるかな

◆後拾遺集
該当歌なし

◆金葉集
該当歌なし

◆詞花集
163 君が世はしら雲かかる筑波嶺のみねのつづきの海となるまで 
372 筑波山ふかくうれしと思ふかな浜名の橋にわたす心を

◆千載集
該当歌なし

◆新古今集
1013 筑波山はやましげやましげけれど思ひ入るにはさはらざりけり
1014 われならぬ人に心を筑波山したにかよはん道だにやなき

◆新勅撰集
688 つくば山はやましげやまたづね見むこひにまされるなげきありやと
1305 よそにのみ思ひおこせしつくばねのみねのしらくもけふ見つるかな

◆続後撰集
該当歌なし

◆続古今集
388 筑波嶺の山どりの尾のます鏡かけて出でたる秋の夜の月
993 筑波山木がくれおほき月よりも繁き人めはもる方もなし

◆続拾遺集
118 つくばねのみねの桜やみなの川ながれて淵とちりつもるらむ
804 年をへてしげさまされどつくばねのみねばなげきの程もしられじ

◆新後撰集
該当歌なし

◆玉葉集
該当歌なし

◆続千載集
740 おしなべて四方の草木の色づくはやまず時雨の降ればなりけり
1147 とにかくに心ひとつを筑波山しげきひとめにもる涙かな
1691 花は皆散りはてぬらし筑波嶺の木のもとごとにつもる白雪

◆続後拾遺集
76 見るままに立ちぞ重ぬるつくばねの嶺の桜の花の白雲

◆風雅集
668 間なく降る時雨に色やつくば山しげき梢も紅葉しにけり
950 契ありてかかる思や筑波嶺のみねども人のやがて恋しき

◆新千載集
該当歌なし

◆新拾遺集
1827 仮初と思ひし程に筑波嶺のすそわの田居も住みなれにけり
1828 筑波嶺のすそわの田居の松の庵このもかのもに烟立つなり

◆新後拾遺集
967 つくば山しづくと絶えぬ谷水の如何なる隙に洩し初めまし

◆新続古今集
702 筑波山はやましげやまおしなべて残る蔭なくつもる雪かな
1766 筑波嶺のこのもかのもの山風に方も定めず散る木の葉かな
  1. 2011-06-21 Tue 12:30|
  2. 文学

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