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キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』 読書メモ

キューブラー・ロス、川口正吉訳『死ぬ瞬間』読売新聞社、1971年 より。

なお、中公文庫から新訳版が出ている。

否認は、予期しない衝撃的なニュースを聞かされるときの緩衝装置として働くのである。否認によって、患者は、崩れようとするみずからを取りまとめ、やがて別の、よりゆるやかな自己防衛法を動員することができる。
p.67

何度も彼女を訪ねてわかったことは、彼女は病院スタッフのだれとも話すことを恐れていたということである。それが彼女の否認を破るかもしれないからであった。
p.69

否認という第一段階がもはや維持できなくなると、怒り、憤り、羨望、恨みなどの諸感情がこれにとって代わる。論理を追って、つぎの問いは、"なぜ私を?"である。
p.84

もしわれわれが第一段階で悲しい事実に直面することができず、第二段階で人々と神とに対して憤りをぶつけたとすれば、つぎには、人々ないし神に対して、なにかの申し出をし、なんらかの約束を結ぶことを思いつくだろう。取り引きである。神となんらかの取り引きができれば、もしかすると、この悲しい不可避の出来事をもうすこし先へ延ばせるかもしれない、と。
p.116

わたしが彼に、夫自身の要求よりも、妻の要求について質問すると、彼は黙ってすわりこんだ。彼にもゆっくりと理解のあけぼのがさしてきた。妻の要求などに耳をかしたことはなく、二人の要求が当然同じだとばかり思いこんでいた彼は、患者が死が大きな解放になる地点へ達するものだなどとは納得できなかった。患者が、かれらの人生におけるすべての意味有る人間関係からゆっくりとかれら自身を解き放すよう、許され、助けられる場合、より容易に死ぬことができるなどとは、彼の理解の外であった。
p.153

彼女の最初の反応はショックであり、これに続いて、「違う、そんなことがほんとうであるはずがない」という否認が来た。それから彼女は、この混乱のなかに何かの意味を見いだそうと努め、聖書のなかに慰めをみつけた。
p.168

三歳までの幼児では、別れるということにしか関心が注がれない。ついで生体破壊への恐怖がでてくる。
p.221
  1. 2013-05-30 Thu 13:08|
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