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本が亡くなるとき

先日、たくさんの本をいただいた。

元の持主が亡くなって、その一部を引き取った方から、そのまた一部が僕のところへ来た。聞けば、ご遺族はそうした本に興味のない方で、大量の本が残された書庫はそのまま家ごと取り壊されたらしい。引き取った方はそのごく一部を救出されたとのことだった。失われた残りの本のことや、それを大切にしていた故人のことを思うと、何ともやりきれない。いただいた一部の本を見るだけでも、多くの貴重な本が失われたであろうことが容易に想像できる。古書店さえ呼んでくれれば、もう少し何とかなっただろうに。

家ごと重機で潰されていく本の山、そんな光景を想像したら、『薔薇の名前』を思い出した。あれを読んだ時もずいぶん悶えたものだけど、今回は現実だからなお辛い。

このもやもやした感じはきっと、本のせいだけでもないのだろう。故人が大切にしていたことを知りながら、すぐに家とともに取り壊すなんて、ちょっと理解できない感覚だ。故人と遺族とがどんな関係にあったかも、あまり想像したくない。

いま自分が死んだらこの本たちはどうなるのだろう、なんて、部屋を見回して考える。いまのところ死ぬ予定はないし、死んだら後のことはもう、自分の持ち物としての問題ではないのだけれど、せめて必要な人のもとにわたってくれれば良いと思う。

  1. 2013-12-07 Sat 01:26|
  2. 雑記

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