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Twitterとインターネットの文学界

ちょっと前にTwitterをはじめました。
Twitterの使い方というか、具体的に何ができるのかがまだよくわからなかったのでいろいろ調べていたのですが、文学がらみでなかなか面白いもの抱えてますね、あれ。

◆呟きは短歌・俳句に最適なフォーマット

短歌や俳句は、歌会・句会のような特殊な場合を除けばその時々の心象や情景を詠む場合が多いです。
Twitterも「呟き」という形でブログなどよりは生活の一瞬一瞬に密着していますから、短歌・俳句と似た性格であると言えます。
もちろん、あえていうまでもなく「記述が短い」ということも大事な共通点ですね。
実際に自作した短歌を呟いている人もけっこういるみたいです。
有名な方でいうと枡野浩一さんなどもけっこうな頻度で歌を投稿しています。


◆140字という制限が生み出す超・掌篇小説

文学における「制限」というのは作品の文学性を高めるのに一役買うことが多いです。
その傾向は特に詩文学において顕著です。ソネット(十四行詩)とかアレクサンドラン(十二音綴詩)とか最たる例ですね。詩人はMっ気がある人が多いのかな?
ですが、今日Twitterをだらだらと見ていてびっくりしたのが、140字というTwitterの一回の呟きの中で一つの小説を書いていく、という試みをしている人がいたことです。
それも一人や二人ではなくて、けっこういるのです。
どうやら既にひとつのムーブメントにまでなっているようでした。
もちろん、140字の中で作品として良いものができるかどうかというのは現段階ではわかりませんが、何か新しい可能性が感じられる動きであることは確かです。


◆連作の可能性

Twitterには「返信」「リツイート」といった機能がついています。
これを見たとき直感的に「連歌とか連詩とかに使えそうだな」、と思ったのですが、やはりやっている人がいました。
こちらはまだそれほど大きな規模にはなっていないようですが、実験的に模索している人はいるようです。
これもまた大きな可能性を感じます。
連歌、連詩、リレー小説など、以前からインターネット上で存在しなかったわけではありませんが、Twitterによってそうした動きがより活性化・拡大化していくことでしょうね。
どこまで広がるかわかりませんが楽しみです。



ざっとこんなかんじです。
きっとまだまだいろんな可能性が秘められていることだろうと思いますが、そうしたものがこれからどんどん出てくるかと思うとゾクゾクしてきますね。

また、創作側でなくても、作品に触れられる機会がぐっと増えることになりそうです。
上記で挙げたようにTwitter内で短歌や俳句を投稿する人の作品に触れられる、というのはもちろんなのですが、それ以外にもBOTによる「古典作品の自動呟き」まであるのです。
BOTというのは、ネトゲをやってる人なんかは聞き慣れた言葉かと思いますが、簡単に言うと「AI(人工知能)」みたいなものです。
普通の「呟き」は背後にそれをつぶやいた実際の人間がいますが、BOTによる呟きはプログラムによって自動的に投稿されるものです。
そのBOTの中に、和歌などの古典作品を自動投稿するアカウントもあるのです。
例えば「西行BOT」なんてのもありまして、一時間ごとに西行の和歌を呟きます。
そのアカウントを「フォロー」しておけばどこにいても携帯などから西行の和歌が見られる、というわけ。
他にも「百人一首BOT」やら「名言BOT」、「辞世の句BOT」なんてものまであるようです。

親切な方が文学系BOTをまとめてくださっているサイトがあるので興味の有る方はどうぞ。
↑クリックするとそのサイトに飛びます。





それにしても文学へのインターネットの影響というのも最近はすごいものがありますね。
特に海外とのつながりという点でインターネットの驚異的な力を感じます。
FACEBOOK(海外SNS)でフィンランドの人が良寛のファンクラブを主宰しているのを見たときはびっくりしました。
他にもアメリカ人の"Tanka Poet"の方とお話したことがあったのですが、英語圏の短歌をめぐる状況は僕らが思っているよりもずっと発展していたので驚きました。
というかかなり大きな規模になっています。
MET(Modern English Tanka)という、専門の雑誌も発行されているくらいです。

そこらへんの英語圏の短歌事情については書こうとしたらまだまだ書くことがあるのでまた今度にします。
とにかく、今言えるのはインターネット上の文学界から目が離せない、ということだけです。

とりあえずは半分足を入れた状態くらいで観察していこうと思います。
  1. 2010-03-16 Tue 01:48|
  2. 文学

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