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読んだ小説の感想

この4月から、小説を読んだらなるべく読書メモを書くよう心がけている。
主に読書メーターとGoogle+に記しているが、広告よけも兼ねて(一ヶ月更新しないと広告が出る)月ごとにまとめて転載しようと思う。
続けるのが億劫にならないために、文量は100~200字程度を目安に。紹介文ではないので、かなり偏った感想。

というわけで、4月から6月分。忙しかったので少ない。

有間カオル 『太陽のあくび』
シュミット 『モモの物語』
山本弘 『アイの物語』
唐橋史 『出雲残照』
ディック 『流れよわが涙、と警官は言った』

……の5冊(+1)。

有間カオル『太陽のあくび』(メディアワークス文庫)
爽快な読後感。地方出身者と都会出身者とで、いだく感想は少し変わるかもしれない。印象的だったのがミカンの味の描写。読んでいるうちに涎が出てきて、実際に食べてみたくなる。

エリック=エマニュエル・シュミット『モモの物語』(番由美子訳、メディアファクトリー)
書き出しにまず痺れた。「十一歳のある日、僕はブタを割って、売春婦を買いに行った」。少年と老人の交流を描いた話。フランスではベストセラーになったらしいが、イスラム教的な問題を含むこの本がどう受け入れられたのか、ちょっと気になる。

山本弘『アイの物語』(角川文庫)
真実のような虚構がもつ意味を、虚構のような真実の世界の中で見出していくSF。物語とは何であって、現実の世界に対してどんな可能性をもちうるのか、という問いに一つの答えを出している。個々の短篇も面白いし、それとメインストリームとの関わりも緊密。構成の妙。

唐橋史『出雲残照』(私家版)
ヤマトタケルの出雲征伐(景行記)を題材にした歴史小説。後書きに述べられている通り、記はイヅモタケルについて多くを語らない。あれだけの材料からこれほどの話が出来上がるというのは驚き。記の簡潔な描写の裏にも(それが史実を僅かなりとも反映したものとすれば)、悩みながら生きた人の営みがあったはず。そんな当たり前のことに気付かされる。

フィリップ・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』(友枝康子訳、ハヤカワ文庫SF)
本好きな友人に薦められて読んだ。たしかにおもしろい。おもしろいが、ここでのSF的な仕掛けを正しく理解できているか、ちょっと自信がない。フィヒテの主観的観念論のような発想に立つものと読んだが、間違ってはいないだろうか。

相沢沙呼ほか『放課後探偵団』(創元推理文庫)
別記事に書いたので省略。
  1. 2014-07-16 Wed 19:27|
  2. 読書メモ

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